【学習塾向け】EdTech(エドテック)活用事例&おすすめサービス3選

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掲載するEdTech(エドテック)サービスが100種類を突破——。経済産業省が所管する「未来の教室」では、現在もさまざまなEdTechサービスが掲載され、日々その数を増やしています。

ただ、そのほとんどが学校向けのサービスとなっており、学習塾向けのツールを探すのは簡単ではありません。そこで、学習塾にEdTechを導入したいとお考え中の方は、今回お伝えする「塾向けのEdTechサービス3選」をご確認ください。

また、学習塾のEdTech活用事例も紹介しているため、それぞれの塾に合った最適な答えが見つかるはずです。

学習塾のEdTech(エドテック)活用事例2選

小学校や中学校のように、学習塾でもEdTech(エドテック)を活用するケースが増えています。EdTechツールを導入することで業務効率改善や生徒に合わせたカリキュラム作成ができるため、個別指導塾などの事例が目立ちます。

ここでは、実際にEdTechツールを導入した2社の事例を紹介します。教材や管理ツールを変更することで、一体どのような効能があるのでしょうか。

  • ユニバーハイスクール
  • エヌラボスタディ

1.ユニバーハイスクール

ユニバーハイスクールは、EdTech活用型の学習塾として注目を集めるユニバースクールの高等部です。

さまざまなEdTechツールを積極的に活用し、受験生一人ひとりに合った個別指導を実施。学生の自立を助けています。

  • ベリタス・アカデミー:集団学習用の映像授業に活用
  • 学びエイド:辞書代わりに、不明点を学生一人ひとりが自分で調べる
  • Studyplus for School:生徒個別の学習進捗度を一元管理
  • LoqLog:英語の音読に活用
  • atama +:主に数学で活用し、生徒が理解できていない部分をAIが判別

上記のようなEdTechツールにより、教師の業務効率改善へと繋がっています。「生徒の学習サポート」という、教師本来の仕事に集中できるようになった点が最大のメリットです。

2.エヌラボスタディ

エヌラボスタディは、NLP(神経言語プログラミング)の実践心理メソッドを活用する学習塾です。NLPは、「触る」「聴く」などの授業によって生徒の五感を刺激し、学習に対する意欲や興味を高めることができます。

NLPを実践するためにはデジタル教材が欠かせません。そのため、エヌラボスタディでは数多くのEdTechツールを導入しています。

  • Drop Flip:画面内の物体を手で動かすことで空間認識力を鍛える
  • Think!Think!:図形やパズル、迷路などのゲームで思考力を育む
  • EZlink:教材コンテンツを登録、学年・科目に応じて階層管理
  • Comiru:保護者から希望科目や来校時間などを聞き時間割を自動作成

上記のようなEdTechツールを活用することにより、徹底した個別指導と授業の効率化を実現しています。教師の業務に余裕が生まれることで生徒や保護者とのコミュニケーションが活性化され、当塾の強みとする指導に集中する環境が生まれています。

学習塾向けのEdTech(エドテック)サービス3選

現在はさまざまな企業・団体からEdTechサービスが提供され、自身の学習塾に合うツールを探のは大変です。経済産業省の「未来の教室」は、EdTechサービスが一覧で表示されるため、ツール検索に活用できるでしょう。

ここでは、「未来の教室」の中でも、学習塾に特化したEdTechサービスを3種類紹介します。

  • mpi英語プログラム
  • 受験コンパス
  • Comiru(コミル)

1.mpi英語プログラム

mpi英語プログラムは、小学生用の英語デジタル教材です。学習塾向けに開発されたソフトで、英語の指導経験がなくても導入できます。

タブレットやPC、スマートフォンに導入することで、生徒一人ひとりのペースで英語学習ができます。最終目的は、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)をバランスよく修得することです。

具体的な英語教育をプログラム自身が行ってくれる点が最大のメリットと言えるでしょう。その結果、教師は学生のサポートに徹することができます。

【mpi英語プログラム】
https://www.learning-innovation.go.jp/db/ed0087/

2.受験コンパス

受験コンパスは学習塾専用の管理アプリです。大学受験生向けに、個別カリキュラム作成や学習管理を得意としています。

たとえば、過去問を徹底的に分析し、志望校との差を視覚的に表現することができます。また、生徒一人ひとりに対して「やるべきこと」を提示し、個別の年間カリキュラム作成も可能です。

学習計画表やカリキュラムの作成経験がない場合でも、アプリ一つで管理システムを構築できる点がメリットと言えるでしょう。

【受験コンパス】
https://www.learning-innovation.go.jp/db/ed0070/

3.Comiru(コミル)

Comiru(コミル)は、学習塾向けの業務・コミュニケーション管理サービスです。先ほどの事例でも、エヌラボスタディが導入していました。

たとえば、学習塾から保護者への通知は、Comiruを使うだけで情報を届けることができます。保護者はComiru経由のLINEからメッセージを確認できるため、高い既読率と未読管理が実現可能です。

ほかにも、塾の入退室機能や請求書ツール、指導報告書作成など複数の機能があります。

【Comiru】
https://www.learning-innovation.go.jp/db/ed0088/

【まとめ】EdTechツールの組み合わせで学習塾の最適解を見つける

EdTechツールを活用する学習塾の増加に伴い、教育機関向けのサービスも数多く登場しています。事実、経済産業省の「未来の教室」には、すでに100種類以上のEdTechサービスが存在します。

もちろんツールには、紙には紙の、デジタルにはデジタルの長所と短所があります。両者をバランスをよく組み合わせ、自身の学習塾に最適な答えを見つけてください。

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