STEAM教育とは何かを学習塾向けに解説|おすすめ教材3選も

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2020年度の小学校プログラミング教育必修化に向け、STEAM(スティーム)教育にも注目が集まりつつあります。すでに専門の学習機関が開校したり、ソフト会社から様々な教材が発表されています。

今回は、STEAM教育とは何かについて学習塾向けに解説していきます。STEAM教育を導入する国内事例やおすすめ教材も紹介していますので、ぜひご参考にしてください。

STEAM教育とは「AI時代に必要な能力の養成」

STEAM(スティーム)教育とは、次の5つの頭文字を取って作られた新しい教育方針のことです。

  • Science(科学)
  • Technology(技術)
  • Engineering(ものづくり)
  • Art(芸術)
  • Mathematics(数学)

今後はますます社会でAIやロボット、IoTの活用が見込まれるため、エンジニアリングやロボット制御の教育が求められています。理数系の知識や技術ばかりではなく、芸術まで踏まえた自由で創造的な表現能力を養っていかなければいけません。

文部科学省のSTEAM教育に対する方針

2020年度より、小学校でプログラミング教育が必修化されます。プログラミング教育必修化において文部科学省は、ロボットやAIを授業に組み合わせて子供に論理的思考能力を養成することを目標に掲げています。

学習塾にSTEAM教育が必要な理由

学校教育ばかりではなく、学習塾においてもSTEAM教育が重要な要素となりつつあります。学習塾にSTEAM教育が必要な理由は次の3つです。

  • 学校のテクノロジー教育の進展
  • 未来の求人需要に適合した人材教育の実現
  • 人材不足と学習効率の改善

民間のソフト開発会社からは既に、STEAM教育の進展を見据えた様々な学習プログラムがリリースされています。単なる子供向けの教材だけではなく、中には学習機関の効率性を高める管理ソフトや業務支援ツールなども存在します。

STEAM教育の国内事例

国内でもSTEAM教育を取り入れた学習塾が誕生し始めました。ここでは、STEAM教育教育を活用した2つの国内事例を紹介していきます。

事例(1)あそぶ!天才プログラミングの学校

「あそぶ!天才プログラミングの学校」は、子供向けプログラミング教材「あそぶ!天才プログラミング」を活用したプログラミング教室です。2019年12月6日に横浜市で開校しました。

「あそぶ!天才プログラミング」を使うと、子供が自分で描いたキャラクターをプログラミングによって自由に動かすことができます。論理的思考能力を養成すると共に、創造力や他者と協働して一つの制作物を作り上げる楽しさを伝えています。

【あそぶ!天才プログラミングの学校】
https://playprogramming.school/

事例(2)LearnForYou(ラーンフォーユー)

学習塾「LearnForYou」は、2019年11月に株式会社a.schoolとNPO法人Chance For Allがタッグを組んで開校しました。「探求型学習塾」という位置付けで、インタラクティブな授業を中心に子供たちの好奇心や学習意欲を刺激することが特徴です。

社会に直結した仕事を教育のテーマとしています。たとえば、ロゴデザイナーから幾何学を学んだり、投資家から確率を学習するなど社会に出てから活躍する人材育成を目指します。

【LearnForYou】
https://www.learn-for-you.com/

STEAM教育のおすすめサービス・教材

学習塾がSTEAM教育を導入するためには、専用の教材やサービスをカリキュラムに組み込む必要があります。ここでは、計3種類のSTEAM教育向け教材を紹介していきます。

レゴ エデュケーションSPIKEプライム

出典:https://education.lego.com/

カラフルなレゴブロックを組み立てることで、付属のソフトにプログラミングした通りに玩具が動きます。人間型に組み立てることもできれば、複雑な機械仕掛けのロボットを作ることもでき、子供の創造性を高める役割を果たします。小学校高学年から中学生、高校生向けのプログラミング教材です。

【レゴ エデュケーションSPIKEプライム】
https://education.lego.com/ja-jp/product/spike-prime

テクノロジア魔法学校(ディズニー)

出典:https://www.technologia-schoolofmagic.jp/

ディズニーが開発する、プログラミングの入門から基礎固めまで学習できる教材です。HTML/CSSやJavaScript、Processingなどを使ってディズニーキャラクターをあしらったWebデザイン、ゲーム制作、メディアアートなどを学ぶことができます。アニメのようにストーリー性のある学習内容なので、子供にも受け入れやすいと言えるでしょう。

【テクノロジア魔法学校】
https://www.technologia-schoolofmagic.jp/

Droid Inventor Kit

出典:https://www.littlebits-jp.com/droid-inventor-kit

スターウォーズでお馴染みのキャラクターR2-D2を作り、付属のプログラミングソフトで自由に動かせる学習教材です。ソフトはiOSやandroidに対応しているため、スマホがあれば簡単に授業を行うことができます。22種類のミッションが用意されており、子供たちを飽きさせずに教育を行うことが可能です。

【Droid Inventor Kit】
https://www.littlebits-jp.com/droid-inventor-kit

【まとめ】STEAM教育への投資はお早めに

船井総合研究所とプログラミング教育メディア「コエテコ」が共同で発表した「2018年 子ども向けプログラミング教育市場調査」によると、2023年のプログラミング教育市場は2013年の34倍に膨らむことが予想されています。

小学校では2020年よりプログラミング教育が必修化され、今後はますますITを駆使した教育が加熱していくことでしょう。なるべく早めにSTEAM教育を導入しておくことでノウハウも蓄積されていくはずです。

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